【プロ徹底解説】“脚痩せ”はセルライトケアからが鉄則

食事制限をして、運動をして、ダイエットを頑張っているのに脚が痩せない…。上半身ばかりげっそりしてしまう…。体重は落ちても見た目が変わらない…。そんなお悩みを抱える女性は多いのではないでしょうか？頑張っても痩せられないその原因、それはセルライトが原因かもしれません。

セルライトとは

“セルライト”というのは、肥大化した脂肪細胞の周りに代謝しきれなかった老廃物が蓄積した状態のことを言います。通常の脂肪とは少し性質が異なる、老廃物の塊としてダイエットにおいては大敵になる存在です。

セルライトの状態が深刻化すると皮膚表面にボコボコとオレンジの皮のように現れたり、そのままの状態で見えなくても、皮膚を捻ったり、つまんだりするとボコボコが出たりするため、体型だけではない外観にも影響を与えます。

セルライトは、脂肪が肥大化することで血行不良となり、流れられなくなった老廃物がその脂肪の周りに蓄積することで形成されるのが多いパターンですが、直接の原因は“血行不良”です。このため、痩せている方でもセルライトができる可能性は十分にあります。また、学生時代に運動をしてきた方が運動をしなくなり、付いた筋肉が固くなって血行不良を起こし、運動不足で脂肪もついてセルライトにまでつながるということもよくあります。

セルライトは特に思春期以降の女性に現れやすく、太ももやヒップ、下腹部等に出現することが多いです。男性は女性よりも筋肉がつきやすく血行不良になりにくいため、セルライトはできにくいですが、運動不足や不規則な食習慣によってセルライトができることもあります。

セルライトができるまで

一般的に②の状態までであれば、食事など生活習慣や運動習慣を見直すだけで①の状態にも戻すことができるとされています。しかし③以降のセルライトの状態では、食事や生活習慣を見直しただけでは痩せにくく、特に④の状態になっている場合はセルフケアだけでは痩せたり見た目を改善したりするのは極めて難しいと言われています。

セルライトがあるとなぜ脚痩せできない？

セルライトがあると脚痩せしにくくなる理由は、セルライトにより脂肪細胞が血管から離れてしまうことにあります。

通常の脂肪は毛細血管のすぐそばにあるため、血液によって運ばれた必要な栄養素を取り込んで脂肪燃焼させたり、不要な物質を毛細血管に送り届けることで全身のエネルギーとして消費したり、さらには汗や尿として排泄できるようにしたりしています。しかしセルライトにより毛細血管から離れてしまった脂肪細胞は栄養素や老廃物のやり取りができないため、脂肪燃焼もしにくいまま、ずっとその場所に留まってしまうのです。

セルライトは脚痩せしにくくなるだけではなく、外観に見える表面のぼこぼこ感がボディの美しさを損ねてしまうという問題があります。また、コラーゲン繊維のしなやかさが失われることや重みによってたるみなどのお悩みにも繋がります。お尻が垂れて四角くなってしまったり、干し柿のように垂れ下がってしまったりすることもあります。後姿を自分で見る機会はなかなかないと思いますが、気づかないうちに実は…なんてこともしばしば。

また余談ですが、脚痩せしたいと思って手っ取り早く脂肪吸引をしたとしても、表面のセルライトはなくなってくれないため、サイズダウンはしても肌表面の凸凹はなくなってくれず残ってしまいます。

セルライトは医学的に病気ではなく、セルライトがあるからといって身体にとって何らかの害があるということでもありません。しかし美容の観点では、かなりの大敵となることは間違いありません。特に脚やヒップにできやすいセルライトは、脚痩せやヒップアップをしにくくさせる原因になるため、深刻化する前に早めにケアしておくことがおすすめです。

セルライトがある人の脚痩せ方法

脚や気になる部分に硬いセルライトがある場合、まずはセルライトのケアを行うのが一番効率の良い方法です。

脚にセルライトがあると老廃物や栄養素を運搬する血管が圧迫されてしまうため、周囲の細胞に燃焼に必要な栄養素を送り届けたり、不要な老廃物を外に運び出したりといったことが難しくなります。この状態では食事の管理や運動をしても思うように脂肪を燃焼することができず、多少燃焼できてもその老廃物を外に運び出せずに停滞して詰まってしまい、結局はまた元のセルライトの状態に戻ってしまいます。これでは脚痩せすることができません。

この状態ではいくら頑張っても痩せやすい状態の箇所から脂肪が落ちて、セルライトのある脚は脂肪が落ちずに全身がアンバランスになってしまいます。特にバストなどの脂肪が温かく柔らかい箇所から落ちやすく、血行不良が起きやすい太ももやヒップ、下腹部、二の腕などは落ちにくいため、「ダイエットをすると胸から落ちる」、「運動をしても太ももや二の腕が痩せない」といったことが起こるのです。上下の差が広がってしまってはますます理想の姿から遠ざかってしまいます。

また、セルライトがガチガチの状態でむやみに筋トレを行うと競輪選手やレスラーのようなガッチリとした体形になってしまうことがあります。これには身体の構造や仕組みが関与しています。身体を断面で考えると、内側から骨、筋肉、脂肪、セルライトの順で並んでいます。筋トレをしても直接その部位のセルライトや脂肪を燃やせるわけではないため、内側の筋肉だけが発達し、落ちにくい脂肪やセルライトは上に残ったまま押し上げられるため、脚痩せどころがサイズアップしてしまい、満足のいく効果を得られなくなってしまいます。

このため、脚痩せしたい方は、まずセルライトをもみほぐし柔らかく温かい状態に整え、血行が良く栄養や酸素が行き渡り、老廃物も回収できる状態にすることが最優先なのです。

効率よく脚痩せするためにはケアの順番がとにかく大切です。もちろん並行して行うのは良いですが、順番が逆になってしまうと逆効果になってしまう可能性さえあります。特にセルライトは時間とともに徐々に進行し、硬く冷たく深刻化していってしまうため、気づいたタイミングでケアを始めることがおすすめです。

脚のセルライトをケアする方法

脚のセルライトのケア方法は、とにかく“ほぐす”ことが大切です。
セルライトは冷えて硬くなった状態で、血行不良を起こし、必要な栄養素も行き渡らないため落とすことが困難で、さらに重みや固さが筋肉運動の妨げになるなどの影響も与えてしまいます。しかしそのセルライトも元はといえばただの脂肪で、ほぐして落ちやすい状態にさえすれば、他の部位と同じように落とせるはずなのです。

痩せやすい状態は、セルライトの状態とは反対の、温かく柔らかい状態です。例えば女性は痩せるとバストから落ちるとよく言いますが、基本的にバストは暖かくて柔らかい状態だと思います。加えて心臓からの距離も近いため、そのポンプ作用により血行不良にもなりにくいです。このため、必要な栄養素もしっかりと届き、熱も伝わりやすく痩せやすいと言われています。バスト以外でも、比較的痩せやすい場所と脚の気になる箇所を実際に触り比べると、かなり温度が違うはずです。

脚の肉質をこうした痩せやすい箇所の肉質に近づけることが、綺麗に効率よく脚痩せするためのポイントです。セルフでやる場合は、しっかりと温まった状態にしてからもみほぐすようにし、硬さが強い場合はフォームローラーやカッサなどでほぐしてから行うのがおすすめです。

マッサージをする際には、摩擦がないよう、ボディクリームやオイルなどを使用するようにしましょう。また、強い力でやればいいということではありません。痛いくらいの強さでやってしまうと、免疫にも働く重要なリンパ節を傷つけてしまったり、強い力に対抗するようにして逆に組織が固くなってしまったりすることもあります。あざなどができないよう、痛気持ちいいと感じる程度の強さで、少しずつ根気強く続けるようにしましょう。

セルライトにも段階があり、硬さが強い場合には最初は特にセルフケアだけではセルライトの改善が難しい場合もあります。長年かけて蓄積したものですので、残念ながらそう簡単にはなくなりません。プロでも手では難しいと言われているほどです。気になる方はプロによる、マシンでの脚痩せ、セルライトケアも是非試してみてください。

効率よくセルライトをケアするなら

ガチガチに固くなってしまった状態から、自力でセルライトをつぶすのにはかなりの労力が必要で、間違った方法では単に組織を傷つけるだけになってしまうこともあります。脚痩せを遠回りしないためには、セルライトケアを強みとしたエステサロンの利用をおすすめします。

数ある痩身技術の中でも脚痩せのためのセルライトをしっかりとケアできるのは、機械によるもみほぐしです。頑固なセルライトの場合、ハンドでのケアではプロでもなかなか難しい部分があります。このため、吸引とローラーを組み合わせたマシンでセルライトをゴリゴリもみほぐす機械や、衝撃波によってセルライトに効果的にダメージを与え深層までほぐれやすくする機械などを用いて手では実現できないケアを専門的に行うと効率的です。

エステティックサロン ラ・パルレは創業45年以上の老舗エステサロンです。様々な瘦身技術の組み合わせにより、脚瘦せケアやセルライトケアを中心にお客様一人一人のお身体に合わせた技術を提供しています。

中でも一番人気のセルライトケアのコースは、ガチガチに固まったセルライトを機械でしっかりとほぐしていくため、手で行うより何倍も効率よくもみほぐすことが可能です。もみほぐした後も、岩盤浴のような温かいベッドの上でEMSによる燃焼まで行なっていくため、大量に汗をかいてすっきりできることが特徴です。

また知識豊富なスタッフから、生活習慣やパーソナルに合わせた自宅でのケアをご提案しているため、効率よく、無理なくダイエットに導きます。もちろんエステだけで痩せられるわけではありませんが、頑張っても変われなかった部分を徹底ケアし、痩せやすい状態に整えることで無理なく健康的で美しいお身体を目指すことができます。お身体やお気持ちに寄り添いながら二人三脚で結果だしに導きます。

脚痩せやセルライトケアが体験できる大人気のモデル美脚ブーストコースは、初回限定1,500円でお試しできます。脚痩せがしたい！セルライトが気になる…！痩せても脚が痩せない…という方は是非体験してみてください。

セルライトを予防する方法

セルライトは一度できてしまい放置していると徐々に広がり、深刻化し、硬くガチガチの状態へと進行してしまいます。硬くなってしまったセルライトは脚痩せの大敵となり、セルフケアでの改善も難しくなってしまいます。セルライトができる前に、あるいはまだ柔らかいうちに予防・対策することが大切です。

入浴

入浴により身体を温め、血行を促すことでセルライトができにくい状態を維持しやすくなります。毎日入浴することが望ましいですが、一人暮らしで毎日は難しいなどという方は週に2回でも入浴する習慣をつけましょう。

また湯船に浸かれない日は、桶に少し熱めのお湯をためて足湯にしたり、シャワーを当てっぱなしにしたりすることで血行を促すことができます。

マッサージ

マッサージは血行やリンパの流れを促すことで、老廃物が滞るのを予防する効果が期待できます。血管やリンパは全身繋がっているため、一か所が詰まると交通渋滞のように周囲の血液、リンパも滞りやすくなります。脚をマッサージするのはもちろん、できるだけ鎖骨や脇の下など全身流すことを意識しましょう。

また筋肉の張りやコリなども血行やリンパの流れを滞らせる原因となります。筋肉が固い部分はストレッチなどで伸ばしながら並行してマッサージを行うとより効果的です。

食事管理

セルライトの予防には脂肪を肥大化させないことが重要です。体重が美容体重の方でも体脂肪率が高い方は要注意です。あくまで目安ですが、体脂肪率24％未満がセルライトができにくい状態とされています。糖質や脂質は摂りすぎないよう制限し、野菜やタンパク質は積極的に摂取しましょう。

無理なダイエットは代謝の低下や筋肉量の減少につながり、筋肉量が低下すると筋肉のポンプ作用も働きにくくなり血行が悪くなるため、セルライトの原因にもなります。健康的なダイエット食を心がけましょう。

有酸素運動

習慣的な有酸素運動は全身の血行を促しセルライトの予防にもつながります。ジョギングなどの活発な運動とストレッチなどの静的な運動のどちらも行うのが理想です。

筋肉量が少なくふくらはぎ等のむくみが強い方は、ふくらはぎのポンプ作用が働きにくく、老廃物が下肢に溜まりやすい状態の可能性が高いため、ふくらはぎの筋トレもおすすめです。

その他の脚が痩せない原因

脚が痩せない原因はセルライトだけとは限りません。まだセルライトにはなっていない脂肪が原因となっていることや、スポーツなどにより筋肉が発達していることが原因の場合にはそれぞれその原因に合わせたケアが必要です。

むくみのケアや食事の管理、大きく見せたくないところの筋肉は鍛えない筋トレの仕方をするなど自宅でもできることはあります。しかしまずは脚が痩せない原因を正確に知ることが大切です。原因が一つとも限りませんので、効率よく脚痩せするために何をしたらよいか知るためにも一度プロに見てもらうというのはとてもおすすめです。

まとめ

脚痩せのためにはまず、脚が太い原因を知ることが大切です。そして脚が太くなってしまう原因として最も多いのがセルライトです。セルライトが固くなってしまっている場合にはどんなに食事や運動、セルフでのマッサージを行っても脚痩せするのが難しいことがあります。

自力で頑張ってみるのももちろん良いですが、セルライトが固くなってしまっている方、プロの手やマシンの力が必要だなと感じる方はまずは体験から試してみてください。